よくあるご質問

1. 天然海水の保存できる期間はどれくらいでしょうか?

答え:小笠原諸島の天然海水は腐る成分が皆無なので、何年でも常温で保存できます。

3年間常温で保存しても成分は変わりませんでした。お客様の中には2年間常温保存をして、サンゴの飼育に利用されて効果を確認したい方もいます。ただし、飼育する生物によっては「すぐに使った方が良い」という人もいれば「1ヶ月以上常温で寝かせておいてから使った方が良い」という人もいます。 ただし長期間保存するとpHが0.2-0.4ほど下がる場合があります。ご利用には問題ありませんが、サンゴ砂などを水槽に入れてpHを高める工夫をお薦めします。

 

2. 天然海水に保存剤などの添加物を入れていますか?

答え:保存剤などの添加物は一切入れていません。弊会独自に開発した完全無毒のサンゴや魚が元気になる天然のあるものを入れています。これは、人間が触れたり体内に入れても全く害はありません。弊会だけのオリジナルです。成分は企業秘密となっています。なお、ご希望があれば添加物を入れない天然海水も販売しています。

 小笠原諸島の天然海水(表層水)は海水が腐る原因となるプランクトン、有機物、栄養塩類(リンや窒素)がほとんどないため、防腐剤などの添加物を入れる必要がありません。クラゲ等の大型プランクトンの混入はありません。

 

 

3. 保存中や輸送中に暖められて水質変化は起きませんか?

答え:水質変化の心配はありません。海水の主成分は無機物質(例えばガラスやアルミ)で、熱では分解しにくい成分です。藻類の研究で天然海水を使用する際、100-120度に熱してから使用しています。当会だけでなく世界中の海藻研究者は海藻を培養する際に、海水を熱で滅菌してから使用します。ただし、高温に熱した海水は、ビタミンが破壊される場合がありますが、海藻、サンゴ、魚の飼育への影響はほとんどありません。

 海水の中にはプランクトンが混じっており、それらが死滅して腐って海水に溶けることはあります。しかし、それは微々たる量で海水全体を変質させるまでには至りません。例えるなら、6畳の部屋にハエが1匹死んで腐っても、部屋の空気に変化が起きないとの同じです。海水全体の総量から考えると、プランクトンの死滅量は全く問題になりません。小笠原諸島の天然海水には海水を腐らせて水質変化(硫化物の発生)を引き起こす有機物質がほとんど含まれていません。そのため、本土の天然海水とは異なり、小笠原諸島の天然海水は水質変化を起こさず、数年の長期に渡る常温保存ができます。

 

 

4. 海水が漏れていて容量が極端に少なくなっていました。どのような対応をして頂けるのでしょうか?

答え:海水漏れなど、明らかに当店や配送業者の不備により発生した事故につきましては、誠意を込めて全額ご返金、代替え商品の発送等によって対応させて頂きます。その際には配送業者への確認、保険金請求などを実施する場合がございます。お客様にご協力頂く場合もございますので、よろしくお願い申し上げます。

 またトップページでの説明にもございますように、20L容器に満水状態で発送しています関係で、1-2リットル程度の過不足は発生しますので、予めご了承下さい。

 

 

5. 発送を早くできないでしょうか?

答え:誠に申し訳ありませんが、小笠原諸島は1週間に1度の船便しか荷物も人も輸送手段がないため、対応致しかねます。太平洋に浮かぶ小さな離島故ご不便をお掛け致しますが、この不便な地域だからこそ世界自然遺産となり、世界有数のきれいな海水を採水することができますので、何卒ご了承下さい。

 

 

 

6. 代引きは使えないでしょうか?

答え:現在、代引きサービスを実施していません。

 

 

7. 容器はどのようなものでしょうか?

答え:容器はポリエチレン容器で、JIS振動・落下試験に合格していている液体運搬専用容器です。食料分野、飲料分野でもお使い頂ける有害物質が溶け出さない衛生的な容器です。

 

 

 

8. 天然海水を殺菌・滅菌してなくても大丈夫?

答え:大丈夫です。

殺菌したり滅菌した天然海水で海の生き物を飼育すると、海産ブドウ球菌等の菌類・バクテリア類が異常繁殖し、pHを著しく低下させることがあります。殺菌・滅菌してしまうと、悪玉だけでなく善玉の菌類・バクテリア類まで殺してしまうためです。当会では滅菌海水を使ったために、幾度無くこの失敗を繰り返して、藻類を死滅させてしまったことがあります。特に滅菌海水を使った弊会の藻類研究では、海産ブドウ球菌の大増殖によるpH低下に悩まされています。ところが、滅菌もろ過もしていない生海水を使うと、pHの低下はほとんど発生しませんし、藻類も藻類に寄生する動物も元気な状態を維持できます。このような経験から当会では、小笠原の天然海水をアクアリウムで使う場合は、殺菌・滅菌は必要ないと考えています。採水している場所は、ハードコーラル、ソフトコーラル、熱帯魚、サメ、ウミガメなどが生息しており、時には採水中にマンタさえ泳いでいるの見える海。生き物達が元気で暮らしている場所の清浄性の高い生海水を、殺菌・滅菌する必要はありません。

 また、海水は海の生き物にとって空気のようなもの。人間が無菌室で暮らしたらどのような弊害が起こるでしょうか?人も魚もサンゴも、善玉・悪玉のいる菌類の中で暮らしており、時には寄生虫とも共生しながら生きています。アクアリウムを成功させる最大のコツは、自然に生きる生き物達が快適に暮らしている環境に近づけることです。小笠原諸島の天然海水は、サンゴや熱帯魚などが快適に暮らしている環境から採水しています。2006年の創業以降、継続して利用されているお客様は大勢いて、皆様から高い評価を頂いています。百聞は一見にしかずです。どうぞご利用下さい。

 

 

9. 表層水と深層水、どちらがサンゴに適してる?
深層水は「清浄性」というメリットがありますが、小笠原諸島の天然海水は本土の深層水以上の清浄性があります。

また深層水は「低pH」「富栄養性」というデメリットがあります。
深層水は一般的にpHが低いことが知られています。
水深300-700mでpH8.0、水深1000mではpH7.8になります。
一方、小笠原諸島の天然海水は表層水であり、pH8.2-8.3となっています。
ハードコーラルの飼育にはpH8.0以上が必要なので、サンゴの飼育には表層水をお薦めします。
また、深層水は栄養塩濃度が極めて高いです。
富栄養だと茶ゴケ等の藻類が発生しやすくなります。
さらに、富栄養の海水を使うとサンゴやイソギンチャクの石灰化の阻害が起きます
(イシサンゴは0.1μM=0.01ppm以上)
そのため、亜熱帯・熱帯系のサンゴやイソギンチャクを飼育する場合、海洋深層水よりも清浄な表層水が最適です。
小笠原諸島の天然海水は清浄性、貧栄養性、高pHなので、特にサンゴやイソギンチャクを飼育に威力を発揮します。


参考文献
月刊アクアライフ12月号別冊「はじめてのマリンアクアリム」
マリンアクアリストNo.37
小笠原諸島海洋深層水利活用調査報告書(東京都小笠原村 2001年)

 

 

10. 小笠原諸島の天然海水の比重は1.027。高すぎませんか?

一般に最適と言われている1.023の比重は、温帯性の海水魚に適した比重です。
しかし、亜熱帯の海の自然環境は、もともと比重が高めで1.025-1.028。
亜熱帯のサンゴ、イソギンチャク、熱帯魚は、本来その比重の環境で暮らしており、水槽でもその比重に合わせるとより元気になります。
亜熱帯性の生き物にとって、1.023は低すぎます。
小笠原諸島の天然海水は比重が1.027ですので、亜熱帯性の生き物を飼育する場合に最適。

もちろん、本土の海水魚でも問題はありません。

しかし、クリオネなど流氷域のように塩分濃度が低い環境で暮らしている生き物を飼育する場合、蒸留水などで薄める必要があります。

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